【南海トラフ大地震】非常食の備蓄管理をExcelで簡単に!

備蓄品の管理をExcelで簡単に 備蓄管理

備蓄している非常食に賞味期限切れが出ると、誰でももったいないと思いますよね。
でも、賞味期限の管理が面倒だと思われていませんか?
今回は、そんな悩みにお応えして、とてもシンプルで簡単な賞味期限の管理方法を提案します。
我が家で実際に使っているものなので使い勝手は検証済です。
Excelのシートを使った方法ですが、文字や数字の入力さえできれば誰でも使えるごく簡単なものです。
サンプルを添付していますので、お読みいただければすぐ実行できます。
お役に立てばすごく嬉しいです。

目次
備蓄品のリストを作成(サンプルあり)
 ・備蓄品のリスト(開始時)を作成
 ・備蓄品のリストを現行化
備蓄した食料などの賞味期限の管理と効率的な入れ替え
 ・備蓄品のリストを使った賞味期限の管理
 ・備蓄品のリストを使った備蓄品の入れ替え
1年に1回は点検
 ・1年に1回は点検、忘れないように新年の1月とか誕生月に実施
 ・充電池は点検の機会に充電

備蓄品のリストを作成(サンプルあり)

Excelシートを使って備蓄品リストを作成すると、新たに購入したり消費したりしたときリストの現行化が楽になるとともに、賞味期限切れによるフードロスをなくすための期限の管理が便利になります。

家庭用の備蓄品リストであるためデータ件数が少なく、賞味期限や使用期限(以下、単に「消費期限」といいます。)を過ぎているか、また過ぎそうなものはどれかは目で追うだけで見つけることができるため、計算式や関数などを一切使っていない極めてシンプルなものです。

通常の備蓄品だけでなく、ローリングストック法で賞味期限を管理されている場合も問題なく使えます。
テンプレートというよりサンプルに近いと思いますが、添付していますので参考にしてください。
ダウンロードはこちら↓

備蓄品のリスト(開始時)を作成

シートのA1~K1のセルに以下のフィールド名を入力して表を作成します。各フィールドに入力する内容については以下のとおりです。
次いで、現在、備蓄品として在庫しているものについて、商品のパッケージなどを見ながら必要な情報を入力して開始時点の備蓄品リストを完成させます。

フィールド名入力内容
分類食料、調理具、照明器具など備蓄品のジャンルを表します。
コードデータを編集した場合など並び替えを便利するために付与、同じ商品であっても賞味期限が異なるごとに付与します。
1桁目・・・分類を表します。
2桁目・・・細分を表します。
3桁目・・・備蓄品の個別番号を表します。
細分例えば、「尾西のアルファ米」と「アルファ米 白飯100g×5食」という商品を備蓄している場合に、分かり易いようにアルファ米という総称を入力します。
ローリングストックローリングストックの対象であることを表します。
商品名在庫を点検するときや補充するときに分かり易いように、パッケージに印刷されている商品名を入力します。 
単位1セット、1パック、1箱あたりの個数 例:20個/セット
数量セットや箱の数、単品の場合はその個数、重量表示の切り餅などは個数
賞味期限当賞味期限、使用期限、保存期限                            賞味期限が年月(例えば2027年07月)で表示されている場合は2027年07月31日というように月の末日で入力します。
保管場所置き場所
仕様・性能種類が異なるものがセットになっている場合はその内訳、ランタンなどでは点灯時間などの性能を入力します。
点検日年1回、在庫に不足がないか、賞味期限切れなどを点検した日

備蓄品のリストを現行化

備蓄している食料などを使ったり、買って補充したときには、それが同じ商品であっても、おそらく賞味期限が異なっています。備蓄品リストは常に現行化しておく必要があるため、その都度、データを追加あるいは削除(上書きでも可)して、最新の状態にしておきましょう。

また、在庫数や賞味期限切れを確認したときは、点検日のフィールドに確認した日付を入力していると、何日に確認済みであるという履歴が残るため、後日、役に立つときがあります。

備蓄した食料などの賞味期限の管理と効率的な入れ替え

食料や飲料などには、製造日から起算して6か月とか3年というように、賞味期限が設定されています。

防災目的で備蓄している食料、飲料、乾電池など商品が多種多様で、かつ、同じ商品であっても購入時期が異なると賞味期限が異なっているため、商品の箱やパッケージに印字された賞味期限ごとに個別管理が必要になってきます。

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備蓄品のリストを使った賞味期限の管理

これまで、Excelシートで備蓄品のリストを作成することを提案しました。
このリストがなければ、賞味期限が間近に迫っているものを見つけるためには、収納している箱などから全部出して点検するため、備蓄品に総当たりすることになります。
ローリングストック法を用いていても理屈は同じです。

このリストがあれば、パソコンの画面で、あるいはプリントした紙のリストで、目で追うだけで簡単に「賞味期限切れ間近なもの」を探すことができます。仮に、「賞味期限切れになっているもの」があってもすぐ発見できます。保管場所で総当たりするよりずっと楽だと思います。

 
賞味期限間近とは、単に賞味期限が迫っている意味ではありません。賞味期限が切れそうだからといって毎日同じものを食べるわけにはいきません。あくまで日常生活の中で消費するのですから、その食品を消費するのに何週間かかるかを念頭において、例えば1週間かかりそうなものなら、賞味期限の1週間前が賞味期限間近になります。
ただし、買って補充するまでに一定の期間が必要ですから、仮に1週間かかるとすると、現実的には2週間前が賞味期限間近になります。

ローリングストックの詳細については、下記の記事をご参照ください。
【南海トラフ大地震】ローリングストックの狙いと失敗しないコツ

備蓄品のリストを使った備蓄品の入れ替え

このリストをもとに賞味期限間近のものが抽出できたら、新しいものを購入して入れ替えましょう。
リストをプリントして、入れ替えが必要なものはリストに印を付ければ、わざわざ購入する商品を紙にメモしなくても、購入しなければならない商品リストが既に出来ていることにもなります。
ローリングストック法であっても利用できます。

1年に1回は点検

1年に1回、点検を行いましょう。
異動のあった備蓄品リストの現行化は、現行化自体は簡単なことであっても、仕事や色々な家事の合間に漏れなくやることは、”言うは易く行うは難し“かもしれません。
仮に、備蓄品リストに間違いや漏れがあっても、1年に1回点検を行えば、それがそのまま放置されることが防げます。

1年に1回は点検、忘れないように新年の1月とか誕生月に実施

備蓄している非常食の不足や消費期限切れを防止するために日頃から心がけていても、念のため1年に1回、点検しましょう。
時期はいつでも構わないですが、新年の1月とかご自分の誕生月などの記念月が忘れなくてよいと思います。
リストをプリントし、保管場所で備蓄している食料などのパッケージを見てリストの内容をチェックするのですが、万が一、傷みかけている食料があったり、リストがうまく現行化できていなくても、この機会に発見されます。この点検は総当たりなので年1回でいいでしょう。

充電池は点検の機会に充電

充電池であっても、普段からよく使っているスマホのモバイルバッテリーは、電気の残量が少なくなったらその都度充電されていると思います。
忘れがちになるのは、普段、日常的には使わないランタンや懐中電灯、ラジオなどの防災グッズに入れているエネループなどの充電池です。

充電池は、機器のスイッチを入れて使わなくても自然放電があるため、電気容量が減っています。
この状態で、地震などで停電した場合、ランタンなどの点灯時間が短くなります。
点検のタイミングで、備蓄している充電池はすべて充電しておきましょう。

まとめ

この記事では、備蓄品の賞味期限の管理方法について解説してきました。
面倒で煩わしい賞味期限の管理が、シンプルで簡単にできる方法を提案しています。
Excelシートに入力してリスト化すると、リストを見るだけで簡単に賞味期限が間近なものを探すことができます。
Excelで作成したサンプルを添付していますので是非、試してみてください。
推奨する理由がお分かりいただけると思います  

南海トラフ巨大地震の備えに関する総合的なまとめ記事については、下記の記事をご参照ください。
【南海トラフ大地震】防災グッズと日頃の備えで命を守るサバイバル防災術

南海トラフ巨大地震に備える非常食などの防災グッズの詳細については、下記の記事をご参照ください。
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