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【南海トラフ大地震】停電したら冷蔵庫の中身は何時間持つか?今から できる長持ち対策

中を整頓した冷蔵室 停電

地震や台風などで停電が起きた場合、冷蔵庫の食材が痛んでしまうと気になりますよね。
南海トラフ大地震が起きた場合は、電力が復旧するまでの期間は早くて数日間と想定されています。
・冷蔵庫の保冷効果は何時間持つのか?
・果たして電力が復旧するまで持つのか? 
・少しでも保冷効果を長持ちさせる手はあるのか?
この記事では、そんな疑問にお応えして、停電したときに役立つ,日頃からしかできない冷蔵庫の延命対策についてまとめました。
地震で停電になったとき、やっておいてよかったと思うこと請け合いです。発電機や大容量のポータブル電源がない家庭では必須です。
読んでいただいてお役に立てば嬉しいです。

目次
南海トラフ巨大地震が起きたら、想像を絶する被害が。。。
 ・電気が使えない期間は?
 ・電気が使えない期間は想定よりも長い期間を覚悟
停電したら冷蔵庫は何時間持つか
停電に備えた冷蔵庫の延命対策(冷凍室) 
 ・冷凍室はたくさん詰め込むと保冷効果は長持ち
 ・冷凍室には保冷剤とミネラルウォーターを入れて凍らせておく
 ・クーラーボックスへの移し変えはNG
停電したときの冷蔵庫の延命対策(冷蔵室)
 ・ドアの開閉をしないよう徹底する
 ・冷蔵室の温度上昇を防ぐため冷凍食品を移し替える
停電時に役立つ高性能保冷剤

南海トラフ巨大地震が起きたら、想像を絶する被害が。。。

政府の中央防災会議によると、太平洋側の静岡から宮崎にかけての一部地域では震度7の地震、隣接する広範囲の周辺地域では震度6強から震度6弱の地震が想定されています。
また、津波については、津波高10m 以上の巨大な津波が太平洋側の13 都県にわたる広い範囲で襲来することが想定されています。

電気が使えない期間は?

ライフラインの中では電力の復旧が最も早く、早ければ数日間で復旧し、長くても約2週間で復旧すると予測されています。
最短は、近畿・山陽地域の数日間、東海・九州地域では1週間、四国地域では大きく被災する地方によって1週間~2週間と予測されています。

【電力】復旧対象電灯軒数の95%の停電が復旧するまでの予測日数
被災地域大きく被災する地方
東海地方近畿地方四国地方九州地方
東海(静岡、愛知、三重)約1週間約1週間約1週間約1週間
近畿(和歌山、大阪、兵庫)数日間数日間数日間数日間
山陽(岡山、広島、山口)数日間数日間数日間数日間
四国(4県)約1週間約1週間約2週間約2週間
九州(大分、宮崎)約1週間約1週間約1週間約1週間

出典:「南海トラフ巨大地震の被害想定について(施設等の被害)」(令和元年6月 内閣府政策統括官 (防災担当))       基本ケースのデータを使用しています。

電気が使えない期間は想定よりも長い期間を覚悟

前記の「復旧対象数の95%が復旧するまでの予測日数」は、大地震による被災規模を想定し、復旧に要する期間を予測したものであり、確約されたものではありません。

2024年1月1日に発生した能登半島地震の被害状況、復旧の進捗状況をみると、被災の中心部が半島であるという地理的条件があるものの、電気の復旧は約1か月掛かりました。上水道は復旧の道のりは遠く、発災から3か月が経過した4月2日の時点でも、依然として能登地方を中心に約6,680戸で断水が続いています。浄水場や配水管の被害が想定以上に大きく、復旧に時間がかかっています。

南海トラフ巨大地震は地震のエレルギーが大きく、東は静岡から西は宮崎にかけて、太平洋側の人口密度が高く、経済の中心となる地域が甚大な被害を受けると想定されています。途絶えたライフラインを復旧するにしても、周辺の市町村も被災しているため、他地域からの支援や自衛隊の支援も限られ、長期間を要することが危惧されます。

南海トラフ巨大地震に備える場合は、過去の経験則にとらわれず、最低でも1週間、できるだけ長期間に耐えられる備えをしておくことが賢明です。

停電したら冷蔵庫は何時間持つか

地震や台風などの災害で停電した場合、冷蔵室や冷凍室の保冷効果は何時間持つのか?
室温、冷蔵室や冷凍室内の状況(食品や食材の種類、詰め込み具合)などによって異なるため、これだという答えはありません。すべて条件付きです。

冷蔵室は、JIS規格では目標温度が4℃とされており、各メーカーともそのレベルで温度が設定されています。
急に停電しても、ドアを開けなければ約2~3時間、冷蔵室内の冷えを保つことができるといわれています。
また、日頃から冷蔵室の容量の7割程度を目安にして、冷蔵する食品を詰め込みすぎないようにしておくと、冷気がまんべんなく循環して効果的に冷却されています、

冷凍室は、冷蔵室とは逆で、冷凍食品や食材をぎゅうぎゅう詰めにして凍らせると、それぞれが保冷剤となって相乗効果で冷却効果が高まっています。
このような状態で停電した場合、室温25℃程度で2日間は冷凍状態を維持できるそうです(注)

(注)出典「冷蔵庫・冷凍庫」停電したら何時間もつの?|防災実験[そなえるTV]
ソナエルワークス 備え・防災アドバイダー 髙荷智也氏 令和2年7月24日
    

停電に備えた冷蔵庫の延命対策(冷凍室)

冷凍室については、停電時に緊急的に行う保冷対策がないため、日頃から心がけて行う対策が決め手になります。

冷凍室はたくさん詰め込むと保冷効果は長持ち

冷凍室は、冷凍食品や食材をすき間なくきっちり詰め込むことが重要です。冷凍された冷凍食品や食材が保冷剤の働きをしてお互いに冷やし合うため、温度上昇を防ぐことができます。
冷凍室はすき間なく詰め込んで冷凍しましょう。

冷凍室は、詰め込んで満タン状態にしていた場合、室温25℃程度でドアを一度も開けなければ、2日少々は冷凍状態が維持されているという検証結果(注)があります。

(注)出典「冷蔵庫・冷凍庫」停電したら何時間もつの?|防災実験[そなえるTV]
ソナエルワークス 備え・防災アドバイダー 髙荷智也氏 令和2年7月24日

冷凍室には保冷剤とミネラルウォーターを入れて凍らせておく

冷凍室には保冷剤とミネラルウォーターを入れて凍らせておきましょう。
日頃から冷凍室に保冷剤とミネラルウォーターを凍らせておくと、停電したときに冷凍室の保冷時間を引き延ばすことができます。

①高性能保冷剤を凍らせておく

冷凍室の中に大きめの高性能保冷剤2個を入れて凍らせておくことをおすすめします。
停電すると、冷凍室はクーラーボックスそのもので、中に凍結した保冷剤があると同じ役割を発揮します。
-5℃が24時間持続する強者の保冷剤もあります。凍結時間が長く掛かっても保冷持続時間が長いものを選びましょう。

②ミネラルウォーターを凍らせておく

冷凍室に余裕があれば、ペットボトルのミネラルウォーター1本を凍らせておきましょう。
停電時には保冷剤の援軍になり、解けてしまえば冷えた飲み水として使え、1本で2度美味しい優れものです。2ℓでも500mlでも余裕があれば凍らせておいてください。

冷凍室に余裕や隙間があれば、ミネラルウォーターだけでなく、ジュースやスポーツ飲料を凍らせておくとともに、ケーキを持ち帰りするときに無料でサービスされる小さい保冷剤を隙間に詰め込んでおきましょう。
小さい保冷剤は、凍らせておくと発熱時の熱さましとしても使え、いざというときに重宝です。真夏の暑さ対策としても使えます。

クーラーボックスへの移し変えはNG

停電したからといって慌ててクーラーボックスに冷凍室の冷凍食品や食材を移すことはやめましょう。
冷凍室はクーラーボックスと同様の機能があり、中に凍結した冷凍食品や保冷剤があるとクーラーボックスそのものです。それなのに、わざわざ、冷凍室の凍結した冷凍食品などを移し替えると、
・クーラーボックスの中が冷えていないため、冷えるまでにロスが発生する
・ドアを何度も開閉することで冷凍室の冷気が逃げてしまう
ので、移し変えは逆効果になります。

停電したときの冷蔵庫の延命対策(冷蔵室)

停電したからといって冷蔵室内の温度が一気に上がるわけではありません。ドアを開けなければ約2~3時間、冷蔵室の冷えを保つことができるといわれていますが、ドアを開けると冷気が外に逃げてしまい、冷蔵室内の温度が急上昇します。
停電しても冷蔵室の保冷効果を少しでも長く維持できるコツがあります。

①ドアの開閉をしないよう徹底する

ドアを開けなければ2~3時間程度は冷蔵室の冷えが保たれるので、ドアの開閉は必要最小限に抑えることが大切です。ドアの開閉回数や開けている時間をできるだけ少なくしましょう、特に小さいお子様がいる家庭では家族に徹底しておきましょう。

②冷蔵室の温度上昇を抑えるため冷凍室の冷凍食品を移し替える

停電したときは冷蔵室の温度の上昇を抑えるため、これから解凍して食べる冷凍食品や食材を冷蔵室の一番上の棚に移し替えましょう。冷気が上から降りてきて冷蔵室内に行き渡るため、わずかでも温度上昇を抑えることができます。

冷蔵室の保冷効果を長持ちさせるため、冷凍室の凍結した保冷剤やミネラルウォーターを冷蔵室に移し替えると、冷凍室の方がダメージを受けることになります。冷蔵室を守るか冷凍室を守るかという究極の選択になりますので、移し変えるものは、あくまで解凍予定の冷凍食品や食材にしましょう。
この場合、ドアを開けている時間が長くなると逆効果となるため、ドアの開閉は最小限にすることは言うまでもありません。

停電時に役立つ高性能保冷剤

家庭用冷蔵庫の冷凍室の温度は、JIS規格により-18℃以下と決められています。
停電時に冷凍室の保冷効果をできるだけ引き延ばすためには、冷却温度が氷点下タイプで―16℃程度で保冷時間ができるだけ長いものを選びましょう。

保冷剤は、本来、キャンプや釣りに行くときに凍らしてクーラーボックスに入れるものであるため、広告では凍結時間(再凍結時間)の短さをセールスポイントにしているものがたくさんあります。停電に備える場合は冷凍室に入れたままにするため、凍結時間は気にすることなく保冷時間を重視しましょう。

【厳選】停電時に役立つ高性能保冷剤はこれ!

大地震が起きて大規模停電が発生し場合、電力がほぼ復旧するまでに3日ほどかかると想定されています。
一方、冷蔵庫の冷凍室は冷凍食品や食材をぎゅうぎゅう詰めにして凍らせると、それぞれが保冷剤となって相乗効果で冷却効果が高まり、開け閉めしなければ、2日間冷凍状態が保たれるという実験結果(室温25℃)があります。

保冷剤は2日間の冷凍状態をより確実なものし、あわよくば後1日延命すれば停電解消に間にあうかもというシナリオです。
①ハードタイプ
➁マイナス温度持続時間ができるだけ長時間 
の条件を満たすものを選定しています。

ネオアイス プロ(-16℃)ハードタイプ 【川合技研】

Mybestが保冷力・持続力ともにトップクラスの実力と高評価

性能:-16℃持続時間16時間
重量:550ml
サイズ:縦197× 横137× 厚さ29㎜
メーカー:川合技研

倍速凍結・氷点下パックM【ロゴス(LOGOS)】

凍結させるときは、冷凍庫の温度設定を最強(マイナス20℃)にセットしてください。氷点下パックを重ねたり、他の食品等と接触させないようにしてください。半透明だから、凍結状態がわかりやすい。

性能:マイナス温度帯持続時間 約7時間(倍速凍結・氷点下パックMを使った自社テストの結果)
重量:600g
サイズ:縦19.6×横13.8×厚さ2.6cm
メーカー:ロゴス(LOGOS)

まとめ

この記事では、
・停電したとき冷蔵庫(冷蔵室+冷凍室)の保冷効果がどれだけ持つのか、
・停電したときに役立つ,日頃からしかできない冷蔵庫(冷凍室)の延命対策
について解説してきました。
保冷剤を冷凍室で凍らせておくだけの簡単なことで、停電後、冷凍状態を延長させることができます。
大地震が起きて停電した時には、必ずやっていてよかったと思われます。

南海トラフ巨大地震の備えに関する総合的なまとめ記事については、下記の記事をご参照ください。
【南海トラフ大地震】防災グッズと日頃の備えで命を守るサバイバル防災術

南海トラフ巨大地震に備える非常食などの防災グッズの詳細については、下記の記事をご参照ください。
【南海トラフ大地震】ローリングストック!食べ慣れた非常食を厳選

【南海トラフ大地震】厳選!本当に必要な防災グッズ(備品・消耗品)

南海トラフ巨大地震の備えとして、アウトドアグッズ、ポータブル電源の購入を検討されている場合は、下記の記事をご参照ください。
【南海トラフ大地震】停電時に役立つアウトドアグッズ

【南海トラフ大地震】停電対策はポータブル電源が欠かせない

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